火災保険の対象

火災保険の対象は、実際に損害が出たときに、その損害について保険がでるかどうかに関わるため、非常に重要です。
大きく、住宅と店舗用に分けて説明します。

住宅の対象範囲

住宅の保険で対象になるのは以下のとおりです。
建物部分では、建物とその附属設備です。離れなどがある場合は別で、契約する必要があります。自転車置き場や車庫などがこれて当てはまります。

家財については、上記の建物内収容のものに限られます。
自転車置き場の自転車や135cc以下の原動機付き自転車も対象になります。軒先などは非常に微妙ではありますが、一応保険の範囲にはいるというのが一般的です。
また、同一の建物だけでなく一時的に外にでている同居の親族のものも含まれます。
具体的には、単身赴任や下宿している子供の家財などがこれに当てはまります。
反対に、同居の生計をともにしない親族のものは含まれません。2世帯住宅の息子夫婦の家財などがこれにあたります。

普通に考える以上に、保険に入る部分が狭かったり、ひろかったりしますから契約の際には、家族構成や引き受けてもらえる建物や家財について具体的に話をきいておいたほうがいいでしょう。

店舗の対象範囲

店舗の場合も住宅とほとんど一緒ですが、所有権によって複雑になります。
例えば、借り店舗で内装などの造作を自分で行っている場合などは、什器や備品とあわせて造作部分として保険の対象にすることができます。また、自分で付けた部分については、火災などの被害にあったときには、家主が直してくれることはほとんどありませんから、自分の所有している部分はきちんと管理しておく必要があります。

また、商品や材料などで預かり品や仕掛品などがある場合も複雑です。それぞれが入り乱れている現場などでは、預かり品は受託賠をつけたり、商品だけでなく材料仕掛品などと明確に保険の対象に入れておかないと、事故の際に保険がでないなどと言うこともあります。

また、什器なども住宅の場合と同様で、建物の内部に収容したものしか対象になりませんから店の前の自動販売機など、保険に含まれていると思っていたのに対象外になるなどと言うこともあります。注意が必要です。

保険の出る出ない

火災保険MENU

Copyright (C) 2007 火災保険は必要か 損害保険の活用術. All Rights Reserved.