自分にあった保険の見つけ方

いざ事故にあったときに後悔しないためには、勧められたからといった曖昧な理由ではなく、自分に最適な保険を見つけることが重要です。それでも、立場や持っているものによっても最適な保険は変わります。

マンションの管理組合として保険をつける場合と賃貸住宅で部屋を借りている場合とでは、当然つけるべき保険も異なります。ここでは、特殊な保険を紹介します。保険を見つける上で参考にして下さい。

変わった火災保険や賠償責任保険

共用一括保険
主に、マンションなどのビル管理会社や管理組合が利用するもので、廊下やエレベーターなどの建物の共用スペースに保険をつけるためのものです。誰のものでも無いけれど、みんなのものでもある部分について保険をつけるのに利用する保険です。

長期総合保険
住宅総合保険や店舗総合保険とほぼ同様の内容で3・5・10年ごとの契約で満期時に保険金額の10%相当が返却される積み立て型の保険です。掛け捨てはちょっとと言う方にお勧めです。

機械保険
通常の火災保険では担保されない部分についても、機械設備に特化してつけることの出来る保険です。特に誤操作や材料や製作、組み立てなど偶発的な事故や爆発、凍結、電気的な損傷なども保険の対象になるため、高価な機械には是非つけておきたい保険です。

ガラス保険
文字通りガラスだけにつける保険です。建物には保険がつけられない場合は、ガラスだけのリスクが高い場合に重宝する保険です。ショーウィンドーやショーケース、大型の出入り口などのガラスにつけることができ、偶然の事故などで破損した際に保険が支払われます。

請負賠責
建築や土木の工事を請け負っている業者の人向けの保険で、仕事をする上で施設管理上、偶然に発生した人や物に対する損害を補償する保険です。家を建てていて、隣の家の屋根に柱が落ちて壊れたなんていう場合に役立ちます。
ただし、法律上の他者に対して発生した法律上の賠償義務を補填するためのもので、施主に対して支払うものではありません。つまり、納期が遅れたり、材料を壊したりしても保障されません。

生産物賠責
いわゆるPL法に対する保険です。製造物の欠陥などにより、受け渡しの終わった財物で怪我をしたり物が壊れたりした場合に保障される保険です。ちなみにこの保険も、作ったもの自体は保障されません。リコールになった場合の回収費用などは出ませんのであしからず。

建設工事保険
上の保険では、何があってもでなかった工事現場の工事目的や材料などに突発的に生じた事故に対して支払われる保険です。主に工事途中に火事が出たときなどに支払われる保険です。ただし、あくまでも突発的な事故に対して保険がでるもので、施主の意向が工事に反映されていなかったときのやり直しなどは突発的な事故とは言えず対象にはなりません。

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