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火災保険は保険がおりない3つの理由

火事の起こった時のためにかける火災保険が、実際に火事にあったときに、ほとんど出ないと言われます。「火事なんて滅多にあわない」とたかをくくっている人がいますが、消防署の統計では、実際火災にあう確立は1000件に1件。
自動車事故よりも遥に高い確率で、火事の被害にあう可能性があります。

しかし、火災にあった時に火災保険で、家が元通りになりのは本当にマレです。もし、知り合いに火事やボヤを出したことのある人がいれば聞いて見て下さい。ボヤの場合は全額でたという話があっても、全焼になった場合は、ほとんど追加でお金をかけないと元通りに家が建つことはありません。

この場合、主な理由が3つあります。
1.火災保険で掛けている保険金額が低い。
2.時価契約になっている。
3.建物だけの契約になっている。
もし、貴方が持ち家、借家にかかわらず火災保険をつけているなら、まずこの3つを確認してみてください。1つでも抜けていれば致命的です。

では、まず1の保険金額が低い場合ですが、これは住宅ローンなどをした時に火災保険に加入した人に多いケースですが、ローンの借入時の金額しか火災保険に入っていないことがよくあります。借入が半分だと火災保険の半分しかかかっておらず、全焼すると家の半額しか保険がおりず、ローンの残金をそこから払うと、ほとんど手元には何も残らないというものです。

次に2ですが、ほとんどの火災保険契約が時価で契約されています。自動車保険などをかけておられる方はピンとうるかもしれません。保険は、新品の価格ではなく(再調達価格といいます)時価、新品時の価格(時価に対して新価といいます)から使用年数分を減価償却した価格で計算されます。
そのため、築後30年ほどすると時価が購入時の価格の2〜3割程度ということもあります。
火災保険の計算は、保険金額か時価額の低い方を支払いとするため、購入時の金額で数十年かけていたとしても、実際に事故が起こったときには期待するような支払いにならないと言うことが起こります。

3つめの建物しか保険がかかっていないという場合です。火災保険は住居にかける場合は、建物と家財の両方に掛けないといけません。賃貸契約で火災保険に入っている場合は、家財で火災保険契約をしてるはずです。持ち家で、火災保険をかける場合は、きちんと建物を家財の両方に契約していることを確認してください。家は保険で直ったけど、服を買うお金も無いなんていうことにもなりかねません。

火災保険とは

火災保険とは、保険会社や代理店が家を守ってくれるものではありません。自分の意思で家や家族を守るためにつけるものです。火事にあえば何も残さずに無くなってしまいます。ローンの支払いが終わっていなければ借金だけが残ることにもなりかねません。

このサイトでは、誰も教えてくれない火災保険の使い方と身を守る術を紹介します。持ち家の人も、借家の人も、お店をされている人も必ず役に立つ情報です。少しでも参考になれば幸いです。

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